赤城食品の工場で、各麺がどのような工程で作られ、皆様のお手元に届いているのかをご紹介いたします。
< ブレンド工程 > 原料を製品規格毎に決められた配合で均一に混ざるよう、ブレンダーを使用し混合します。 < こね・ミキシング工程> ブレンドされた小麦粉に塩水を加え練り込み、熟成させます。生地の硬さと温度を安定させる為、季節や天候によって、加水率と水の温度を調整します。
< 複合・圧延工程 > 熟成させた生地を帯状にします。これを麺帯(めんたい)といいます。 < 麺帯熟成工程> 再び熟成させます。
< 板切り工程 > 麺帯を板切り(いたぎり)装置に通し、径20mmほどの棒状に延ばします。 < 熟成コンベア工程> 再び熟成させます。
径20mmほどの棒状になった生地を延ばして、径15mmほどに細くしながらタルに入れます。
< 掛け巻き工程 > 径15mmほどの生地を径12mmほどに軽く引き延ばし、ヨリをかけながら8の字状に竿に掛けます。 < 室入れ工程> 再び熟成させます。
生地が竿に掛かった状態で竿を引っ張り、生地を延ばします。
< 中引き工程 > 生地をおおよそ40cmぐらいの長さに延ばします。 < 室入れ工程> 再び熟成させます。
箸を麺の間に入れて麺線を捌き延ばしていき、約75cm位の長さにします。この時点で、始め径20mmの棒状の生地が、径3mm位の太さの「麺」になります。
< 初期乾燥工程 > 麺の自重による上下での厚みや太さのバラつきを防ぐため、乾燥温度20~24℃で麺の表面乾燥を行います。 < 本乾燥工程> 乾燥温度37~40℃、湿度70~78%で、じっくり乾燥させます。
< 麺倒し・はさみ工程 > 作業台車に麺を寝かし、竿にかかっているところをハサミで切り、麺を竿から外します。 < 包装工程> 製品規格毎の重量に計量し袋詰めをします。 < 梱包工程> 製品への金属異物の混入がないか金属検査機で 確認し、箱詰めされます。
製品規格に基づき、原料のデュラム小麦のセモリナ粉や強力粉を計量し、均一に混ざるようブレンダー装置によりブレンドをします。その後、加水を行い、脱気(真空)し水和を促し、最良の生地を作ります。
練りあがった生地に7840kpa(80kg/cmm²)以上の圧力をかけ、製造する麺の太さ(1.7mmなど)に合わせたダイス装置に生地を通し、麺を成形します。その後、乾燥後に最適な麺長になるよう、麺の長さを調整します。
温度70~95℃、湿度70~80%以上の条件で、麺の水分が13%以下になるよう乾燥させます。
製品規格に基づき、長さを25cm、もしくは16.5cmになるよう裁断します。
表面検査装置(カメラ)により、汚れが付着した麺を除去します。その後、金属異物が混入していないか金属検出機により検査をします。
製品規格に基づき、重量を計量し包装します。前工程の検査工程でも行った金属検査を再度行い、異常のない製品が重量検査装置に通されます。その後、重量が適正な製品が箱詰めされます。
小麦粉などの原料と塩水をミキサーで混ぜ合わせます。小麦粉に対する水の比率を加水率といいます。加水率と水の温度は、季節、天候、温度、湿度によって調整し、生地の固さを安定させます。
生地をロールで帯状にし、麺帯(めんたい)にします。麺帯は麺帯熟成機という装置に入り、そこで40分から50分、熟成(乾かないようにして、ねかせる)させます。熟成させると水が生地になじむ、生地が柔らかくなる、という効果があります。
麺帯が連続している圧延ロールを通り、次第に薄くなり、製品規格毎の麺の厚みにします。
圧延された麺帯を切刃(きりは)という装置を使って切り出します。切刃は製品の幅に合わせて使い分けます。切り出すと麺状になります。一定の長さに切り分けながら棒にかけていき、乾燥室へと移行します。
じっくり乾燥させます。水分を13%くらいまで下げる為に、季節、天候、温度、湿度によって乾燥条件を微調整します。
乾燥を終えた麺は、ここで製品規格毎の長さに切断されます。
麺を製品規格毎の重量に計量し、包装します。重量検査・金属 検査に合格したものが、箱詰めされます。